電気化学会第78回大会
ホームページ : http://www.electrochem.jp/
日程 : 2011年03月29日 - 03月31日
場所 : 横浜国立大学
タイトル : 親水化カップスタックカーボンナノファイバーワイヤリングを利用したペルオキシダーゼ修飾電極の開発
全発表者氏名 : 高 晟齊, 小森 喜久夫, 高橋 勇介, 藤田 洋崇, 立間 徹, 迫田 章義, 酒井 康行
講演形式 : 口頭発表
v.d.aoyama@gmail.com
酒井研HP内研究グラント-METI.docx
1
経済産業省 産業技術研究開発「低炭素社会を実現する超軽量・高強度革新的融合材料プロジェクト(NEDO交付金以外分) ナノ材料の安全・安心確保のための国際先導的安全性評価技術の開発 (METIナノ安全プロジェクト)
(平成23~27年度)
プロジェクト・リーダー:武林亨(慶應義塾大学 教授)
サブ・プロジェクト・リーダー:福島昭治(日本バイオアッセイ研究センター 所長)
サブ・プロジェクト・リーダー:本田一匡 ((独)産業技術総合研究所)
本プロジェクトでは、化学物質審査規制法の適用を想定しつつ、多様なナノ材料のリスクを合理的かつ効率的に評価・管理するための枠組みを構築するため、その基盤となるナノ材料の有害性評価および製品使用・廃棄時の排出・暴露評価に関する手法開発を行う。
(独)産業技術総合研究所(安全科学研究部門 代表 蒲生昌志) 再委託
「培養肺胞モデル評価系の開発と数理モデル化への利用方法に関する研究開発」
代表: 酒井康行
分担: 岩沢こころ (特任研究員)
目標:
ナノ粒子の経肺暴露にて最初の標的臓器でありかつ体内取り込みを行う肺胞上皮に着目し、培養細胞を用いた肺胞障害・取り込み評価系を開発し、さらに動物試験結果と組み合わせて有害性評価に活用する方法を提案する。
ヒト由来の肺胞上皮株細胞・マクロファージを用いた系とラットの初代培養の肺胞上皮細胞・マクロファージから成る系の2つの評価系において,界面活性剤様物質を高濃度で含む肺胞内腔液を含む,実際のin vivoの肺胞内環境の忠実な再現を目指す.この肺胞内腔液を介した暴露の場合,ナノ粒子の分散状態・取り込みを大きく左右していると考えられるが,既存のin vitro評価系においては、全く考慮がなされていない状況にある。また,ラットの初代培養肺胞上皮細胞・マクロファージを用いた評価系はラットの気管内投与試験のin vitro版であるとみなせるが,ナノ材料の評価にはほとんど用いられていない。
評価系確立後,障害性・取り込みに関わる一連の反応を数理モデルで記述し、そのパラメータを決定する。最終的には、ラット初代培養系の結果を、ラット気管内投与試験の結果の数理モデル構築に反映させ、さらに、ヒトへの外挿についての示唆を得る。