本研究室を志望する学生のみなさんへ

当研究室では,化学システム工学の視点からの三次元臓器構築とその再生医療や細胞アッセイ,バイオセンシングなどへの利用に関する研究に興味のある学生または研究者の志望を,歓迎します.学部生は,化学システム工学科の4年次から,大学院生は化学システム工学専攻またはバイオエンジニアリング専攻の入学試験を経てから,それぞれ配属となります.大学院では,東京大学内からだけでなく,他大学の学部を卒業または修士課程を修了した,やる気のある学生は大歓迎です.また,当研究室は様々なプロジェクトに関与しており,博士研究員の希望も常時受け付けていますが,その時々の経済的事情によりますので,個別にお問い合わせください.本研究室に興味をもたれた場合には,酒井(sakaiyas[at]chemsys.t.u-tokyo.ac.jp)または講師の西川(masaki[at]chemsys.t.u-tokyo.ac.jp)まで,遠慮なくお問い合わせください.研究室見学も常時受け付けています.

修士課程または博士過程から当研究室に入るためには,工学系研究科の化学システム工学専攻(http://www.chemsys.t.u-tokyo.ac.jp/)またはバイオエンジニアリング専攻(http://www.bioeng.t.u-tokyo.ac.jp).のどちらかの専攻の入学試験に合格する必要があります.大学院入学試験に関する基本的な情報は工学系研究科のウェブページ(http://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/admission/index.html)から,専攻独自の内容(専攻の入試案内書など)に関する情報は両専攻のホームページから得られます.化学システム工学専攻の過去の入試問題は同専攻のホームページからPDFファイルで入手することができます.バイオエンジニアリング専攻の過去の入試問題の入手方法は,上述の工学系研究科の該当サイトをご覧下さい.修士および博士論文の研究テーマ設定については,どちらの専攻の学生でも大きな違いはありませんが,授業や実習等のカリキュラムは大きく異なりますので,どちらの専攻に出願するかは十分にご検討ください.

本研究室では,上述のように,臓器組織細胞の培養を基本としながらも,“目的達成に向けた技術融合”をアプローチの大きな特徴としています.各自の研究を通じて,このような思考をぜひ身に着けてほしいと日々アドバイスを行っています.このような訓練を経ておけば,たとえ全く異なった分野で仕事を行うことになった場合でも,恐れることはないでしょう.